今日は珍しく任務もなく、特にやることもなかったので部屋で本を読んでいる。外には青空が広がり、太陽が柔らかな日差しを街に降らせている。絶好の散歩日和・・・と言ったところか。

      こんこん、という音の後に聞こえたのはあいつの声。自然と口元が緩むのが分かる。
      そして返事をする前に入ってくるのもいつものこと。

      「もー、折角の休みなのに部屋で本なんて読んでんなよー!キノコ生えるぞ!」

      『あはは、キノコは勘弁してほしいですね、坊ちゃん。』

      「・・・・集中できん。」

      ・・・この位の騒がしさで集中力が乱れることはない。これはいわば口実。そう、ととの時間をつくる為の。
      その間にもはどんどん僕に近付いてきて。そして僕の前まで来ると立ち止まる。

      「散歩、行こう!」

      ああだからこんなこと僕以外の男にするんじゃないぞ。腰を屈めて少し低い位置にある僕の顔を覗き込む。頬に熱が集まるのを感じる。それはが離れても治まることを知らず。






      隣にいるだけで心臓が破裂寸前。


      END ♪午後ティー最高♪ by 煉獄庭園